【実例紹介】社会人ラグビー「ジャッカル」を極め自己推薦で入団達成!

ラグビー
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今回は、ラグビーの自己推薦で就職したい方、特にリーグワンのチームに入団したいと思っている方に向けたお話をします。

通常、リーグワンのチームに入団するには、チームの方からオファーを受けなければ入団できません。

そして、会社では予算が決まってますから、1チームに入れるのは2~3人です。なので、もの凄く狭き門になります。

では、オファーが来なかった選手はリーグワンのチームへの入団を諦めなければならないのか?

答えはNOです。諦めなくても大丈夫です。

但し、条件があります。それは「ジャッカル」をマスターすることです。

「ジャッカル」とは簡単に言うと、タックルして倒した相手から素早くボールを奪うプレーで、チームにとっての貢献度はとても高いです。

そして、「ジャッカル」のマスターが条件と言った最大の理由は、現在このプレーが出来る選手が少ないことにあります。

どこのチームも、「ジャッカル」が出来る選手を欲しがっています。

従って、「ジャッカル」をマスターして売り込めば入団できる可能性が高まります。

それでは、リーグワンのOBである私が入手した、某リーグワンチームの自己推薦で入団した選手の実例を紹介したいと思います。

ジャッカルを極めて自己推薦で入団した実例

それでは、リーグワンのチームからオファーを貰えなかった選手が、自己推薦で入団した実例を見ていきましょう。

この選手は、関西の大学でプレーしていました。ポジションはフランカーですが、身長170cmで体重80kgと現代のフォワードの中では、かなり小さい部類に入ります。

それでも、タックルが非常に強く、チームの中心選手として活躍していましたが、チーム自体が弱かったため、大舞台の試合に出るチャンスがなく、スカウトの対象から外れてしまったのです。

普通は、そこで折れてしまうところですが、彼には簡単には諦めない強いメンタルがありました。何とかしてリーグワンのチームに入りたいという執念があったんだと思います。

やはり、何事も諦めないことが大事です。

私は13年間のラグビー人生の中で、奇跡的な逆転勝利を2回体験しました。

いずれも最後まで諦めず、冷静な頭で勝つためにはどうしたら良いかを考えたことで勝つことができたと思っています。

私は、この経験で絶対に諦めなければ奇跡は起こるという教訓を得ることができました。

これは、今でも私の心の支えとなっています。

それでは、彼のリーグワン入団への道のりを見ていきましょう。

①まず、入団したいチームに連絡をして、自分のプレーを見てもらえるうようアポイントを取ります。

通常は、この時点で断られてしまうことが殆どです。しかし、この選手の場合は「ジャッカル」が得意なことをアピールしたことで、約束を取りつけることができました。

これは、事前にこのチームが「ジャッカル」のできる選手がほしいという、ニーズを的確に分析し、それに応えたことが勝因になったと言えます。

②次に、当日に向けての準備をしました。その準備とは、自己アピールのためのプレゼン資料です。

プレゼン資料の内容は、実際に自分が「ジャッカル」して相手ボールを奪った動画を載せました。

フランカーは、ボールがあるところに常に一番に到達しなければいけません。

そして、相手より早くボールに飛び込みマイボールにするのです。

この選手は、何度もターンオーバーを繰り返して、味方のチャンスを創出しました。

このプレゼン形式で自己アピールした効果は、非常に大きかったと言えます。

特に動画でアピールした点は、視覚に焼き付ける意味で効果はてき面だったと考えます。

③そして本番当日です。

当日は、自分で持参したPCを使ってプレゼン資料を投影し、自分の選手としての価値の高さをアピールしました。

そして、質疑応答の場面では丁寧に対応し誠実さもアピールできました。

私も”ラガーマンである前に社会人たれ”とよく言われましたが、人間性はとても大事です。

質疑応答での誠実さも、合格した大きな要因の一つだと思います。

ラグビーは、ポジション毎に役割が決まっています。

各プレイヤーが自分の役割を全う出来なければ勝つことが出来ません。

自分の仕事をちゃんとやること、これがラグビーに於いて誠実ということです。

④最後に、グランドに出てセレクションマッチで、見事に「ジャッカル」を決めることができて、後日合格の連絡をもらうことができました。

この事例は、チームのニーズを的確に捉え、それを実現したことにより自分の目的を達成することができたと言えます。

これが本物のジャッカルだ!

ジャッカルで大事なことは、第一に相手よりも早くボールの地点に行くこと。

そして何よりも重要なのが勇気です。

ボールを奪い獲る局面では、もの凄い勢いで相手も突っ込んで来ますから、その恐怖心に打ち勝つことが求められます。

私の現役時代には、「ジャッカル」という言葉はありませんでしたが、同様なプレーは普通にやっていました。

通称「パクる」と言って、相手が保持しているボールを一瞬で奪うプレーです。

これ、コツがあって、相手の指を少し捻るんです。そうすると、あまりの痛さでボールを離してしまうんです。

「ジャッカル」というプレーは、相手がボールを保持して攻撃していた状況を、一瞬にして攻守交替させてしまうプレーなのです。

これがどのくらい凄いか説明致します。

例えば、試合の残り時間1分で4点差で負けてる状況でも、一瞬でボールを奪い獲れば、相手のディフェンスラインの陣形が乱れている状態で、ボールを展開してトライに繋げることができます。

その結果、トライ5点で逆転勝ち出来るわけです。

野球で言えば、9回裏ツーアウトで逆転満塁サヨナラホームランを打つ位凄いプレーなのです。

ですから、「ジャッカル」を極めれば、チームにとって非常に価値の高い選手となることができるのです。

自分だけの得意技を身に着けて自己推薦を成功させよう!

上記事例のように、リーグワンのチームからオファーが来なかった場合でも、自己推薦で入団する方法があるということがわかったと思います。

今回の事例は、「ジャッカル」を極めることでしたが、チーム毎に事情は異なります。

各チームの課題を抽出し、それを解決できるものが自分にあるか?ということを冷静に分析してターゲットのチームを決めるのが良いと考えます。

そのためには、誰にも負けないような得意技を身に着けることが非常に大事になります。

私の得意技は、相手を抜くステップでした。これは、高校時代に身に付けて、そのお蔭でレギュラーを獲得することができました。

その後も大学、社会人で、この得意技をチームの中で生かすにはどうしたら良いかを考えて勝負して来ました。

高校、大学、社会人を通じてわかったことは、一線級の選手は皆、得意技を持っているということです。

何でも平均的にこなす選手は、オールラウンドプレーヤーとして重宝されますが、レギュラーに定着することはできなかったというのが、私のラグビー人生での印象です。

そして、得意技を持っていると、気持ちに余裕を持つことができます。

負けてる試合であっても、諦めることなく、冷静な頭で考えて、最後の最後で得意技を発揮すれば、必ず勝てると思えるからです。

ラグビーにおいて自己推薦とは、これまでの自分のラグビー人生の集大成を発表する場とも言うべきものだと感じます。

これから、ラグビーの自己推薦で就職を考えてる方の参考になれば幸いです。

それでは、健闘を祈っています。

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